2018年 08月 25日
夜のカブ散歩
仕事から帰ってきて、飯を食いながらフールーで「おぎやはぎの愛車遍歴」を見ました。
ゲストが俳優の羽場裕一さんで、曰く車はそれほど好きではないと。この番組のゲストは当然毎回車好きな人たちばかりなので、ちょっと、いや、かなり異色。
で、どういうことかというと羽場さんは骨董品が好きで、いろいろ古いものを集めているうちに家の中がゴミ屋敷のようになってしまったことから、細かいものを買うのはヤメにして、骨董価値のある車、つまり旧車を乗るようにしたらこれにハマったらしいのです。こよなくフォルクスワーゲンを愛していて、自分で修理もできるようになったので、パーツも地道に集めているというような話でした。
最後に、番組からスペシャルな車を用意したと、羽場さんのお父さんが乗っていたという子供の頃の思い出がたくさんつまったスバル360が登場しました。すると「(亡くなった)おやじが運転してきたのかと思った」と言いながら、ちょっと涙ぐんでいました。小さい頃の家族5人の思い出を語りながら、とても小さいスバル360をしみじみと運転している姿を見て、自分の胸にもぐっとせまるものがありました。
乗っていた車には、家族との思い出もつまっています。それを自分も思いだして、しんみりしちゃいました。で、気がつくとカブにまたがり、夜の町を走り始めていました。ただ子供の頃に歩いた道を、家族と一緒に車で走った道を見たくなったのです。大好きな家族。でも、今は一人暮らしになってしまった自分の身の上を改めて考えてしまいました。
カブを運転しながら、そんな道を走っていると涙がこぼれそうになってきて。ちょっと感傷的になっちゃいましたね。そんな気分にカブはぴったり。途中で霧雨が降ったりしましたが、小さいカブは一生懸命走っていました。夜で道が空いていることもあり、ビュンビュンと車に抜かれながら、ぶぉーんと一生懸命走るカブが、また愛おしく思えてきたいい夜のカブ散歩でした。
通っていた中学校の前で。
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by 40kids_iiyama
| 2018-08-25 03:50
| 日記・コラム・つぶやき