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40kidsの歌はともだち・いいやま分

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FMおだわらでタイトルと同じ番組をやってます。---ワケあり50男の一人暮らし・独り言---

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ごまかしと、嘘

先日、テレビ番組で興味を惹かれるものがありました。
橋下元大阪知事とテレビ朝日アナウンサーの羽鳥さんの番組、タイトルもそのまんま「橋下×羽鳥の番組」です。これっていつもおもしろくて、つい月曜日だけは夜更かししてしまうのです。

この日取り上げていたのは「共謀罪」のことでした。
共謀罪はテロを未然に防止しようとすることが目的です。でも、この法律で本当に未然に防げるのか、という議論が非常に面白かった。
簡単に言うと「共謀罪」は悪いことを考えている状態でも摘発できることになります。実際に行動を起こさなくても、です。
果たしてそんなことができるのかという疑問ですが、今の時代、そうした共謀して悪さをしようとしたときに使われるのは、携帯電話からなにから、あらゆる通信機器です。共謀罪の一番の目玉である「悪いことを考えている時点で摘発」ということをするためには、その通信機器で行われている内容を傍受しなくてはなりません。この番組に出ていた専門家がテロ行為を未然に防ぐための方法は通信傍受しかないと言い切っているのです。番組に出ていた自衛隊出身でその道のプロであった共謀罪を押し進めようとしている国会議員ですら、それを認めました。

ところが、通信を傍受することは「通信傍受法」でできない。いや、できるんですが、通信傍受をするためには、なんらかの違法行為で摘発された後ではないと、その個人なり法人の通信を傍受することは、いかなる人もできないと法律で決まっているのです。テロ行為を未然に防ぎたいと捜査をするために必須な通信傍受ができないのが現状なのです。
つまり、テロ行為を未然に防ぐためには、こうした「通信傍受法」の改正といった捜査方法の拡充が必須になるわけです。

通信傍受法を改正して、捜査のためになんの罪もおかしていない人(つまり、一般国民ですね)の通信も傍受できるようにしないといけないわけです。
仮にあの「地下鉄サリン事件」は共謀法があったら未然に防げたか、という議論でも、やはり通信傍受ができないとお手上げだという結論になりましたし、当時の警察のトップも新聞紙上でその旨発言しています。もっとも、あの事件が発端で通信傍受法はできたんですけどね。プライバシーの侵害にあたるということで、かなり制限のある状態の制定になっているのは、記憶にあるところです。

政府はその通信傍受法の改正を先送りにしようとしているのは明確です。ですが、あろうことか、5月に法務大臣が国会で「通信傍受法の改正は行わない」と断言してしまっています。
なぜなら、通信傍受法を改正して一般市民の通信も傍受できるようにする、なんていったら世論が黙っていないからです。
そりゃそうです。自分のプライベートが侵害されるという内容であれば、その必要性が語られる前に「大反対!」の論調になるのは、マイナンバーを例に見ても火を見るより明らかですから。
それをごまかそうとしているだけなんですが、はっきり「通信傍受法の改正は行わない」と言い切っちゃった。これはまずい気がするなぁ。絶対必要なんだから。あとから「やっぱり必要でした」って言うに決まってるんですが、これって国民をバカにしているんだろうなぁって思っちゃいますね。

加計学園の問題で、文科省の役人が問題のメールに掲載されていた個人名に対し「それと同姓同名の職員はいる」という答弁をして失笑を買いましたが、それは確かに言葉として嘘ではない。というか、立場的にこう言うしかない状態だったんですね。嘘は言わないでごまかしているだけ、マシだと思います。
一方で法務大臣の発言は「嘘」になる可能性が非常に高い。それを承知で言っている。もし言うなら「“今のところ”改正するつもりはない」くらいにしときゃ良かったんです。

番組に出ていた自民党の議員は、根がいい人なんでしょうね。こういう議論になると黙ってしまうし、法務大臣の発言に対して「苦しい答弁」と言っちゃってましたからね。立場的にはっきりは言えないので苦しそうでしたが、その表情で共謀罪の成立にむけての段取りに矛盾があるのをわかって隠そうとしているのが見て取れました。髭の人。名前なんて言ったかなぁ、いい人っぽい。

私はここで個人的にも共謀罪の是非を語るつもりはありませんので、このやりとりを見ていて感じたことを書きたいと思っています。
面白い議論だったので、思うことはいくつもあったんですが、一番感じたのは「正直」なことの大切さですね。
さきほども書いたように「ごまかし」と「嘘」の違い。国会だけでなく議会と名のつくものは、この差をすごく重視していると思います。議会答弁がなんだかよくわからなくて煙にまかれたようになるのは、はっきりと白黒が言えないことに対しての逃げですね。つまりはごまかしているんですが、嘘は言えないからものすごくまわりくどい言い方になる。「嘘」は絶対ダメだ。だから、まわりくどーい答弁をしちゃう気持ちは、まぁわからんでもない。

繰り返すようですが、法務大臣が「通信傍受法を変えない」と言ったのですから、ここには注目したいですね。
「共謀罪」を本来の目的のために成立させようとするなら、通信傍受法の改正も必要になるんですね。そうでなければ、テロは未然に止められないんだから。骨抜きのものになっちゃうわけです。というか、共謀罪を適用することにより、通信傍受法以外に制限を受けることになる、ほかの法律への影響のほうが怖いですね。「テロ防止とか言ってんけど、真の目的はほかにあるんじゃねぇの?」って思われても仕方ないと思いますよ。

なんで法務大臣は正直に「通信傍受法の改正も視野にいれます」と言わなかったのかなぁ。それで世論から叩かれたのなら、テロを防ぐためにはこれは絶対必要なんだということを、きちんと、丁寧に、国民に説明しなくちゃいけないんですよね。マスコミも「プライバシーが簡単に侵害される」というような安直でおもしろおかしい言い方をしないで、国民にその真の必要性を問えばいいんですよね。

共謀罪の是非を議論するのは、そこからだと思うんですが。
共謀罪法案では「文化財保護法」やら「種苗法」やらの直接関係ねーんじゃねぇの?って思われるものを含む277もの罪に対して適用するっていっているけれど、本当にそれが必要なのか。一番重要など思われる「通信傍受法」をその277からはずしているのに、本当にそれでテロ防止になるのか。
我々も真剣に考えなくちゃいけないと思うなぁ。

100歩譲って都合の悪いことをごまかそうとする努力はわかりますが、「嘘」を言って我々をだますのはいけませんね。
ごまかしと嘘には超えてはいけない一線があります。
それって、ふだんの生活の中にもあると思いますよ。
まぁ、ごまかしを続けていると、多くは嘘にたどり着くと思いますけどね。中には優しい嘘もありますけど、基本、嘘はつかないほうがいいよね。
しみじみ思う。ほんと、嘘はダメだよ。正直に生きましょうよ。
by 40kids_iiyama | 2017-06-13 19:24 | 日記・コラム・つぶやき