赤塚不二夫さんの番組を見て
偶然、NHKーBSで赤塚不二夫さんの番組を見ました。
そのハチャメチャな行動は、彼の書く漫画のままの天真爛漫というか、思ったままに生きた人だったんだなぁ、とても素直な人だったんだなぁって思いながら見ていました。
生前のインタビューで、彼はこんなことを言っていました。
「自分が一番劣る人間だと思っていればいい。そうしたら、みんなが色々話しかけてくれる。それじゃだめだ、とか、言ってくれる。自分が一番バカになっていればいいんだよ。自分が優れてるなんて思うから、あいつは何にもやらないとか思っちゃうんだ。全然ダメだ。自分が一番下になって、バカになっていればいいんだよ」
最後の作品でついぞ完成しなかった「弥次喜多バカ道中」という漫画の最後の言葉が「人生は思いを重ねるものなんだよ。いやーんH!」
重い脳溢血で倒れたとき、ついていたアシスタントの女性の胸に触れてしまったらしいんですね。そのときに「おっぱい!おっぱい!」って言って、すーっと気を失ったらしいんです。最後の言葉が「おっぱい」だったって。
ヒットメーカーから晩年はヒット作に恵まれなかったけれど、確かに自分も「赤塚不二夫はもう終わってるな」って思ったこともあったけれど、その生き方は誰にも真似の出来ないものだったということが少しわかりました。
娘さんが、生前に自分の父親の真っ直ぐな正直な生き方がわからなかった。すごいねって言ってあげたかったと涙を流しながら話していました。
足元にも及ばないけれど、自分も正直に、まっすぐ生きていきたいなぁと思ったいい番組でした。

