1人前の量を考える。いいのか、この量で。
11月21日という日はとても濃い一日でした。いっぺんには紹介できないほどの日でしたので、もしかすると連編になるかもしれませんが、とりあえず書き出します。
この日は「城下町小田原ツーデーマーチ」の初日で、私は職場の仲間5人とともに南足柄市の小学校を出発して、小田原城址公園までいくという、30キロコースに参加しました。それだけでも、内容十分のブログを書くことができると思いますが、歩きながらツーデーマーチに参加した以上のことが待ち受けていましたので、まずはそれを書きたいと思います。
南足柄を出発し、小田原城址公園を目指す我々ではございますが、それ以上に目指していたところがあります。それは昼食の場としてねらいを定めた「味寿々(みすず)」。知る人ぞ知る栢山の大食いの店です。ここに行くまでに一悶着あったのですが、それはまたの機会に。
今回ツーデーマーチの昼食の場として我々に選ばれた「味寿々」は、その分量の多さで、テレビ、雑誌などに取り上げられること数知れず、全国的にも有名になっている、いわゆるドカ食いのお店です。私の大好きなブログである「テラめし倶楽部」でも、この味寿々は紹介されています。ぜひご一読を。このブログ、相当おもしろいです。
このお店のご主人はなかなか取っつきにくい人(簡単に言うと不愛想)なので、そういう意味でも注文には気を使ったりします。一見さんが不用意に「大盛り」なんて言っちゃった日にゃ、ただでさえ暴力的な大盛りなのに、さらに輪をかけていじめのような大盛りにされたりします。だから、私があくまでも謙虚にしていたのに、同行した中東出身の風体をしていますが実は日本人のKが「いいやまさん、大盛りですよね」とか言っちゃって、ちょっと不穏な空気を流しました。すかさず「いやぁ、食いきれないと失礼だから、ちゃんと注文しなくちゃ」とフォローを入れても、ぜんぜん効き目はありそうもない雰囲気。いっしょにいったメンバーもなににしようかと悩んでいて、ほかのことには目もくれません。
その結果頼んだものは、まず一番小食のY隊員は「量が少なそうだから」と「味寿々ラーメン」。量が少ない・・・、まぁいいや。次にツーデーマーチへ参加したはいいけど、雨が降って中止になることを祈っていたり、ここに来たことで、ツーデーマーチからもうリタイヤしたと思いたがっているF隊員は「チャーハン」、そしてみんなが20キロコースにしようとしていたのに、かたくなに「おれは一人でも30キロコースを歩く」という堅い意思でみんなまで30キロコースへ引きずり込むことになった立役者のT隊員と、さっき余計なことを主人に聞こえよがしに言ったサモア代表K隊員は、「カレーチャーハン」。私は最年長者でもありますし、職名的にはみんなよりスペシャルですので「スペシャル中華丼」です。つまり、誰も大盛りは頼んでいません。どれも「普通盛り」を頼みました。
そして、次々に注文したメニューが届きます。
まずは、一番量が少なそうということで頼んだ「味寿々ラーメン」。あのね、今更ですけど、Y隊員に言いたいのは、その店の名前を冠しているメニューってのはね、その店を象徴する代表選手なんですよ。だからね、当然、くるのはこういうものになるわけですよ。
<そそり立つ「味寿々ラーメン」堂々登場>
写真を撮ろうとみんなでワイワイやっているうちに、モヤシと肉のタワーが倒れそうになっていました。
うわー!と盛り上がっている横で、寡黙な主人はチャーハンを作り始めます。だいたい、大型の炊飯ジャーが2個並んでいるという店は非常に珍しいのですが、それを納得させる主人のご飯の盛り方。目の前で作ってるから、チャーハンを作るために、ご飯の量を量っている姿を目撃せざるを得ないのですが、大きいザルに目一杯ご飯をよそっていました。そして、巨大な中華鍋でチャーハンを作り始めるときの音が店内に響きます。それは、チャーハンを作るときにありがちな「シャカシャカシャカ」といった小気味よいものではなく、「どーん、どーん、がっちゃーん、どーん!」という、工事現場か、ここは?!という音響です。
そして、できあがってきたチャーハンはこちら。
<もちろん、これでも「普通盛り」>
大きいお玉で中華鍋からチャーハンを皿に移すのですが、普通はお玉に1杯半とか、2杯ですよね。この作品は、6杯でした。ものすごいです。
大の大人が、カウンター越しに渡されるチャーハンを片手でもてなくて、賞状でも受け取るのかという感じで両手で受け取っていました。
そして、私のスペシャル中華丼。巨大なお皿にこれまたデカイしゃもじ(給食とかをでかい入れ物に移し変えるときに使う奴だろ、あれ)で、3回ほどよそっていました。それだけでも、直径50センチほどある皿は一杯になっています。そして、その上にこぼれんばかりのあんかけがかけられました。
その作品は、これです。
<これ、食いもんか?のスペシャル中華丼。このボリューム感が伝わるでしょうか>
後から来た若い家族のお父さんも、スペシャル中華丼を頼んでいましたが、こんな量ではありませんでした。ぜったい最初に「いいやまさん、大盛りですよね」とちゃかしたパプアニューギニア人K隊員のせいです。
テレビではよく見る「こんなの食えるわけないだろう」という料理が目の前に並んでいます。あまりのことに現実味がなくなります。
味ですが、甘みのあるあんかけは私好みです。通常の大盛り程度の量であれば、すごくいい感じです。しかし、ここは違う。先日食べて暴力的だなと思った「GOGOカレーのメジャーカレー」の倍はありますね。
それにしてもすごい量です。皿こみだと2キロはあるでしょう。片手じゃ危なくて持てない感じ。食べる量は1.5キロくらいかなぁ。
食いながら、その圧倒的な分量に 「この俺が、大盛りではない『1人前』を残してしまうのか?!」と思いました。屈辱だなぁ。でも、この量じゃ仕方ないか、などと思いながら食い続けました。
そして、スペシャル中華丼と格闘すること約30分。どうにかこうにかのKO勝ち。
<きれいに食べおわりました。自分でもびっくり>
帰りは、何キロか重くなった体を文字通り引きずって、ラスト13キロほどを歩ききったのでした。
いやぁ、ホントに、お疲れ様でした。思い出しても、おなかいっぱい。(^_^;
それにしても、あれ、1人前かよ・・・





