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40kidsの歌はともだち・いいやま分

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FMおだわらでタイトルと同じ番組をやってます。---ワケあり50男の一人暮らし・独り言---

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貴重な人にあった

世の中には、本当にいろんな人がいる。
本当に、おもしろい人がいる。
今日は、またそういう人と出会った。
その人の名前は「チェ・ジェチョル」
大阪生まれの在日コリアン3世の男。
大きな太鼓を持った彼は、突然、私を名指しで訪ねてきた。仕事をいっしょにやらせていただいている楽器屋さんの店長からの紹介だという。
まず、呼び出されてその出で立ちに驚いた。というより「いいぞー!おもしろいやつが来たっ!」と思った。
赤いTシャツに赤いたっぷりとしたズボン。そして、太鼓らしきものを納めていると思われる大きな荷物。背中にはリュックサック。寝袋の下に敷く丸めたシートがそのリュックからニョキっと生えている。頭には麦わら帽子。
悪いけれど、ひと目みて“普通の人”では無いことがわかる。
私の名前を出してくれた人が楽器屋さんだから、絶対に「音楽の旅人」だ。
一気にうれしくなった私はすかさずロビーの椅子へ案内。自分の中では、完全に長話モードだ。旅をしている人の話は絶対におもしろい。

彼のもっている太鼓はチャンゴという韓国の民族太鼓。
チャンゴのリズムは歩く動作に呼応する。だから彼は、歩きながらずっとチャンゴを叩いているのだという。
楽器屋さんで「ライブをやらないか」と聞かれて「自分は、歩きながら常にライブをしているから、スタジオの中で叩く必要性があまりない」と言ったそう。
小田原にいるのは、その歩くリズムで太鼓を叩きながら、彼は自宅のある東京から出発して京都まで歩く道すがら。
つまり、東海道五十三次を歩いているのだ。そして、小田原の街に興味があってここ数日滞在しているとのこと。彼はこの旅を「チャンゴウォーク2009 東海道五十三次」と名付けている。

彼の本業はミュージシャン。チャンゴも教えているらしいが、ふと自動車や電車が生まれる前に、昔の人たちがどんな旅をしていたのか知りたくなって旅に出たのだという。この歩くリズムの太鼓、チャンゴといっしょに歩いてみようと思い立ったのだ。
計画など無い。ただ、歩いてチャンゴを叩き、大阪までの道すがらに出会うすべてのことを自分の血と肉にするために、彼は歩いているのだ。
「京都まで、そうだなぁ、2か月もあれば行けるかなぁ」と笑う彼。すべて野宿しているらしい。「金が無いですからね」といいながら、「昨日、ウクレレを買っちゃったんですよね。弾き方わからないけど」と、また屈託なく笑う。ギターを弾くからだいたい同じようなものでしょう、って。
旅のおともは楽器。いいじゃないですか。数日後、彼は旅の途中で出会った人の紹介で、箱根の関所跡でライブを行うとのこと。

彼と話していて思ったのは、ジーズキャフェにくる旅人たちと話すリズムが似ていること。とくに芹沢信治君と似ている。芹沢君も根っからの旅人だと思うが、なにか通じるところがあるんだろうなぁと思って、彼の声を聞いていた。歌も歌うとのこと。いい声だ。

この旅が終わったら、次は韓国を縦断したいと。あくまでも歩く。ゆっくりでも一歩ずつ、前に進む。その意味の大きさを私も最近気づいたので、大いに賛同するところだ。
彼と話していると、あっという間に2時間近くの時間が流れているのに気づいた。
急ぎの仕事をほったらかして、つい話し込んでしまった。でも、この出会いは今しかできない。ぎりぎりまで話していたが、次の仕事の時間になってしまった。このまま彼と飯でも食いながらずっと話していたい衝動を抑えて別れた。

彼は東海道五十三次を歩ききるとき、きっと私のような凡人にはわからないたくさんのことを感じ、自分の中で昇華させていることだろう。
私は旅人にはなれないが、旅人の話を聞いて少しでも何かを感じたい。
チェ君とは、きっとまたどこかで会える気がする。
そして、またゆっくり旅の話を聞いてみたいと思う。
このブログを読んでくださっている人も、もし、街中で太鼓をたたきながら歩いている怪しげな男をみかけたら、その太鼓の音色に耳を傾けて欲しい。そして、ぜひ声をかけてあげて欲しい。
「チェ君!しっかり歩けよ!」と。

貴重な人にあった_d0350319_18352614.jpg


<気をつけて!チェ君!また会おう!>

p.s.
彼のブログです。
http://mokurenblog.blog72.fc2.com/
今の旅のことを綴っています。
小田原駅で太鼓を叩いている動画も発見しました。
http://www.youtube.com/user/mokurenvideo#play/all/uploads-all/0/JIayov6Y8mU
by 40kids_iiyama | 2009-07-23 00:00 | 音楽

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