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「気合入れた」

平成27年1月2日は、一生忘れられない日になりました。





ぱんちょマンが新しいアルバムを作るために、今まさにレコーディングの日々を過ごしていられます。そして、その中の1曲(それもとても重要視してくださっている)に、私の曲を選んでくれました。わっしょい!という掛け声が歌詞に入っている「気合入れた」という曲です。非常にパーソナルな応援ソングといいますか、自分の思いだけをぶつけた曲です。
レコーディングスタジオは八王子にある、あの爆風スランプのドラマー、ファンキー末吉さんのスタジオです!そして、その演奏にはファンキーさんをはじめ、そうそうたるプロミュージシャンが名を連ねています。これだけでも、ぱんちょマンのこのアルバムと曲にかける本気度が痛いほど伝わってきます。
そこに「作者」として同席させてもらったのです。


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自宅にあるスタジオなので、このドアの向こうはキッチン。そんなわけで、重要な張り紙(^^)



まずはガイドとなる歌をぱんちょマンの弾き語りで録音。ファンキーさんはコード進行や歌詞を「自分はこうしたほうがいいのではないかと思う」と提案をしてくれます。そして、私に「変えてもいいですか?」と聞いてくるのです。このど素人の私に、です。作者の意見はもっとも尊重しないといけないって言ってくださいました。




その指摘は私が作っている時には思っていたけれど、うまく表現できなかったことを突いていました。もちろん、その指摘に従いました。だって、私の迷いに対して答えを用意してくれたのですから。


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次は、ぱんちょマンのそのガイドとなる録音を聞きながら、ファンキーさんがドラムを叩く番です。「え?!俺の曲にファンキーさんがドラムを叩くの?!マジか!!」って感じですよ。もちろん、そのことはわかっていて来ているのですが、本当に目の前で演奏されると驚いちゃって、もう、舞い上がりですよ。何度か叩いて、納得できるテイクを選んでくれました。
その次は、パーカッションです。我らがのざキングの登場。叩くたびに、時々感想のような指示を与えるファンキーさん。私が聞いていても、そのクォリティがどんどんあがってくるのがわかります。しかし、ファンキーさんのオーダーに答えられるのざキングもすごい!自分なんて、途中なにを話しているんだか、わかんなかったですからね。
「リズムは物語」とファンキーさん。レコーディングでよく行われるパンチイン(既に録音された音を部分的に差し替える録音の方法のこと)は行わず、流れを重視します。その流れこそ、物語なのですね。「リズムは物語」。明言だなぁ。



ここで、ベーシストの仮谷克之さんが登場。仮谷さんは録音のオペレートもしてくれます。
「じゃ、やろうか」とおもむろにベースギターを出して、聞いたことのない今回の曲を初めて聞きながら、ファンキーさんが手書きした小節数とコード進行を簡単に書いたメモのような譜面を見て、いきなり「こんな感じかな」と弾き始めます。それがまた、曲のイメージにピッタリのかっこいいフレーズを弾くわけですよ。「これがプロってことね」の一言。何度か曲の確認をして、本番。仕事が早い。
ここまでで、大方の伴奏イメージができあがっていますから、ぱんちょマンが改めて「仮歌」を入れます。
段取りに時間があったので、外で煙草を吸っていると録音が始まった様子。
スタジオ内のパンちょマンに向けて、ファンキーさんが細かい指導をしていました。そのやりとりを「仮歌っていってたけど、こりゃ本番だな。ぱんちょさん、今日は喉が絶好調だから本番を録りたいっていってたもんな」と思って聞いていました。とても細かいやりとりが続いていました。

録音中、ファンキーさんは私の書いた歌詞をじっと見つめています。その姿に、緊張しながらも感動している私。そして、ぱんちょマンに「作者は、ここはこういう感情を表現したいんだ。だから、そのつもりで歌い直して」というような、私から見るととても抽象的な指示。でも、その指示を「はい」と答えると、次のテイクでは明らかに感情表現の形がかわっていくぱんちょマン。聞いてて「え?!今の指示でこうなるわけ?」という感じ。ぱんちょマンはもともとシンガーとしてプロ活動をしていた人。「プロ」の仕事にきっちりついて行けるのは当たり前なのかもしれないけれど、心底驚きました。



録音中、ファンキーさんは何度も何度もこう言っていました。「音楽は気持ちやぞ」



結局、これは仮歌だったのです。まだ、キーボードとエレキギターを重ねなくてはならないので、その人達にイメージを伝えるための「仮歌」だったのです。え~?!このクォリティが仮歌ですか?!
残りの演奏は、なんと、キーボードはカシオペア3rdの大高さん、そしてギターは「盲目のスーパーギタリスト」田川ヒロアキさんだというから、驚きです。
「あの二人は天才やから、この歌を聞けばどう弾いたらいいか理解してくれる」と、ファンキーさん。
「だから、本番ではもっとクォリティを上げて歌えるよ」と、プロからプロへの言葉。それは、ぱんちょさんの力量をはっきり認めている言葉でした。





ぱんちょマンの歌入れと、ギターの録音(これがまた、ギターを始めて3年とは思えない録音だった)が終わったところで、みんなで「わっしょい!」という掛け声を入れたいとのぱんちょマンの提案が採用されて、私も参加することになりました。今日参加したミュージシャンにファンキーさんの二人の小さな可愛いお子さんも参加しての録音です。今日の録音の〆に元気な「わっしょい!」の声が響きました。


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録音開始から9時間ほど経過していました。でも、あっと言う間の出来事。ファンキーさんの「みんなでメシを食いに行こうぜ」という掛け声で全員で出発。肉が大好きなファンキーさんの案内で、焼肉を食いに行きました。
その車内、そして焼肉屋でファンキーさんのお話をたっぷり聞けました。
驚いたのは「録音の手伝いをしてくれってことだったから、注文に答えるような録音をすればいいのかとも思ったが、曲を聞いてそれだけじゃないということがよくわかった」と。「曲に思い入れとパワーがある。こういう曲は残念ながら『こういう曲を作ってください』と頼まれて作る我々職業人にはもう作れない種類のものだ。こういう仕事を年の始めにできて、うれしく思っている。とてもいい曲だから、例えばネットで流してもいい反応が帰ってくるはず」と言ってくださいました。自分もネットで紹介したいから、インタビューするよ、と焼肉食べながらいろいろお話をさせてもらいました。焼肉、たらふくいただいて、おごってもらっちゃいました。ごちそうさまでした、ファンキーさん。



自分の書いた曲なんて、稚拙でこうしたCDに入れてもらえる事自体が夢の様なことなのに、ファンキーさんのような人にこう言ってもらえるなんて文字通り夢の中の出来事です。真剣に私の歌詞と向き合ってくれていたあの姿から、そのお話も説得力ある言葉として私に届きました。発売のときには、プロモーションもバックアップするよ、とおっしゃってくださいました。2月にあるご自身のイベントにも、ぜひ出演してよとぱんちょマンに声をかけていられました。



今思い起こしても、ひとつひとつが強烈に頭に焼き付いています。
私に自信を与えてくれたこの日の出来事。これは、音楽活動の枠を越えて、これからの私に大きな影響を与えてくれるものになることでしょう。
平成27年1月2日は、こうして私にとって忘れ得ぬ日になったのでした。
最後に、この日を向かえさせてくれたぱんちょマンに心から感謝いたします。
CDの発売は春。夢を実現させるのは、これからです。



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by 40kids_iiyama | 2015-01-04 03:47 | 音楽 | Comments(0)