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まことに久しぶりのブログでございます。
最近は、ちょっと思ったことなどをFacebookに書いちゃいますからね。
でも、今日はじっくり書きたいことがあったのでブログにしました。



今日の朝日新聞の夕刊に井上陽水の「氷の世界」が再発売されるという記事がありました。それも「白い一日」の別テイクを収録するそうで。
「氷の世界」。これは思い出深いアルバムです。井上陽水はホント、小学校のときから大好きで「センチメンタルⅡ」とか、ライブ盤だったら「もどり道」とか、この人は本当に天才なんだと思って夢中で聞いてました。



「氷の世界」を初めて聞いたのは小学校3年のときかなぁ。発売まもなく兄貴が買ったんです。すぐにカセットテープに録音して何度も何度も、テープが伸びるほど聞きました。ずいぶんしてから氷の世界が100万枚売れたっていうニュースを聞いて、すっごいなぁなんて思ったりして。100万枚。シングル・レコードでもそんなに売れないわけで、こんな高いレコードを100万枚も売るっていう事自体が想像を超えていました。そのあとに出た「二色の独楽」も良いアルバムですけど、やっぱり「氷の世界」より色あせて思えた。



当時のガキどもにとってはレコードを手に入れるって、本当に貴重でお年玉で年に1回買えるくらいのビッグイベントでしたから、買うとなったらレコード屋さんでそれこそ半日くらい粘ってましたね。
欲しいレコードは当然あるんですけれど「他にもいいのがあるかもしれない」って、もちろんジャケットだけで音まで判断できるわけないんですが、レコードを何百枚も片っ端から見るわけです。
そして買ったレコードを初めて聞くとき、必ずカセットテープに録音しました。そして、テープで何度も何度も聞いて。でも、テープはヒスノイズが乗るし、決して高級なカセットプレーヤーじゃないから音が良くない。10回テープで聞いたら、もう1回レコードで聞いてみる。「あぁ、いい音だなぁ」って思いながら。レコードって針で溝をなぞるわけだから、どんどん溝が削られて音が悪くなるって思ってるから、そういうことをしてたわけです。テープを聞きながら、レコードをずっと眺めてました。文字通り舐めるように。なんて美しい溝だろうなんて思いながらね。この溝が読めたらすごいなぁとか真剣に思ってました。女の人の黒髪みたいに美しいレコード。レコードのスプレーの匂いも大好きだった。
今みたいに、レンタルなんてものがあったら、きっと自分の音楽の好みも違ったものになっていたかもしれない。いろんな音楽が聞けただろうにと、今も本当に残念に思います。



そんなころに夢中になって聞いていた「氷の世界」。1996年にCDでデジタル・リマスターになったものも買いました。今度出るアルバムもリマスターされているんだろうけど、もっと音が良くなってるってことなんでしょうね。
このアルバムで一番好きな曲が「白い一日」なわけでして、これが小椋佳の作詞と聞いた時は、何故かがっかりしたんですけど、それの別テイクがあるというのも個人的にかなり魅力です。
「白い一日」を聞くと、明確に一人の少女の顔が浮かびます。懐かしいなぁ。「真っ白な陶磁器を眺めては飽きもせず、かといって触れもせず、そんなふうに君の周りで、ぼくの1日が過ぎていく」
本当に、そんな感じだったんですよね。男の子なら、こういう気持ち、わかるでしょう。



今、改めてCDで聞きながらこれを書いていますが、もう、泣けてきます。でも、こんなふうに一つの曲を聞くとある人物が浮かんでくるっていうのは、すごいことですよね。私は、おそらく一生、この歌を聞くとその少女を思うんでしょうから。
「この曲を聞くと、飯山くんのことを思い出すのよ」とか、同級生の女の子に言われたら、なんていうか、生きててよかったって思うでしょうねぇ。



「白い一日」。別テイクか。ぜひ聞いてみたいな。明確に思い出す少女の顔。好きでたまらなかったんですよ。本当に。眺めては飽きもせず、かといって触れることもない。
でもね、その少女の別テイクの顔は、もうとっくの昔に知っているんです。
今も、階下でごはんの後片付けをしていますから。


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by 40kids_iiyama | 2014-04-07 21:29 | 音楽 | Comments(0)