40kidsの歌はともだち・いいやま分

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FMおだわらでタイトルと同じ番組をやってます。---ワケあり50男の一人暮らし・独り言---

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2006年に、仕事で小田原の伝統的な鋳物の技術を今に伝える「柏木美術鋳物研究所」を取材したことがあります。そのときは、高齢者の特集をしており、高齢だけどがんばっている人たちのお話を聞いていたのです。
お会いしたのは、柏木鋳物の伝統を守る四兄弟のうち、五郎さんでした。
五郎さんのお兄さんたちは、もうすでに他界していましたが、五郎さんは元気にいろいろな話をしてくれました。
柏木美術鋳物研究所がその昔、シンバルで世界第一のシェアを誇っており、それを作っていた人が引退はしているが、後進の指導をしながら元気に過ごされているという話を聞き、取材を申し込みました。
それが柏木五郎さんだったのです。

黒澤明監督の作品「黒ひげ」で風鈴が一斉に鳴り響く印象的なシーンがありますが、その風鈴が柏木鋳物のものでした。妥協を許さない黒澤明監督が選んだものが、小田原の柏木鋳物の風鈴でした。
柏木鋳物の「鳴り物」は、砂張(さはり)という特殊な合金を使っています。銅や錫の合金で、とても響きが良いのです。しかし、硬く、それだけに加工も難しい上に、もろいという欠点を持っています。柏木鋳物は、それを克服する技術を持っています。

柏木鋳物は、鳴り物以外でも有名でした。いや、むしろその鋳物の造形美で有名だったといったほうがいいかもしれません。蟹を忠実に再現した鋳物などは、戦前の三越が直接取引を申し込んできて、長く鋳物芸術として取り扱ってきていました。
その鋳物の型を作るのは、まさに芸術的な作業で手先が器用ではないとできません。五郎さんのお兄さんたちは、みなそれが得意だったのです。とても細かい作業で、型を作っていたのです。

ところが、五郎さんは不器用でした。

「お前は、不器用だから鋳物は無理だ。ほかの道を探せ」とお兄さんたちに言われたそうです。
でも、五郎さんは自分にしかできないことがあるはずだと、鋳物の常識では考えられないようなあらゆることを試したそうです。日々、研究に研究を重ねたそうです。
そして、ある日「日本管楽器(現在はヤマハと合併)」から海軍の軍楽隊が使うためのシンバルの作成依頼が入ったそうです。
当時の日本ではシンバルなど誰も作ったことがありません。
もちろん、お兄さんたちは相手にしませんでした。でも、それに、五郎さんは飛びつきました。
「自分は手先が不器用だったから、兄たちのような細かい造型の仕事はできなかった。でも、シンバルなら誰も作ったことがないという。それなら、俺が作ろうと思った」

シンバルを作るのに、何度も何度も失敗が続きました。「ろくろ」を使ってシンバルを作っていくのだそうですが、五郎さんの指はシンバルを触るだけでその厚さや重さを正確に把握できるほど、たくさんのシンバルを作りました。そして、日頃の研究も役に立ち、やっと納得のいくものを作ることが出来ました。その代償にひじは伸びなくなり、指はぐにゃりと曲がってしまいました。しかし、その指から作られたシンバルは、世界に認められ世界一のシェアを誇るまでに成長したのです。

「自分は、不器用だからね」
何度も五郎さんは言っていました。でも、不器用だからこそ五郎さんは世界一になれたのです。
不器用なのに、技術で世界一になれたのです。
その話を聞いていて、私は痛く感動しました。
人間、できないことは無いんじゃないか。そう思いました。

その取材のときに、風鈴や鈴など、いろいろな鳴り物の音を聞いたのですが、一番印象的だったのは「仏鈴」でした。いわゆる「リン」です。
小さいのに、お寺の鐘のようにいつまでも鳴り響くその音。小さいのに、重厚で透明な音。私は、いつか自分の家でリンが必要になったときは、絶対に柏木鋳物のものを使おうと思いました。

五郎さんは、私が取材した2年くらい後、亡くなりました。
柏木鋳物は当時、28才だった孫の世代に当たる照之さんが継ぐために、その昔の五郎さんのように日々研究をしていました。
若い照之さんが、お母さんと鈴の型に「湯(合金を溶かしたもの」」を注いでる姿をはっきり覚えています。それを見ながら「照之は、研究熱心だから将来が楽しみだ」と言っていた五郎さんを思い出します。


今日、その柏木鋳物を久しぶりに訪ねました。
そして、先日亡くなったオヤジのためにあの「リン」を、手に入れました。
照之さんといっしょに選びました。彼が、あの記事のことを覚えていてくれたのがとてもうれしかったです。

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オヤジの遺影の前に、置いてきました。
ちょっと、強く叩いてみました。
驚くほど大きな、そして澄んだ重厚な音が部屋中に鳴り響きました。

「いい音じゃねぇか、じゅんぼう」

そう、言ってくれた気がしました。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-29 19:49 | 文化・芸術 | Comments(0)

巷で話題のCD&DVD

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このCDとDVDが話題です。
私の周辺だけで、ですが。
欲しい人はご一報を。
詳しくは以下の通り。


1.「第4回小田原城ミュージックストリート」公式
  スライドショームービー
  本編のBGMに飯山が作詞作曲した「ミュージック
  ストリートの歌」が採用されている。
  小田原城ミュージックストリートファンなら、
  必携の1枚。
  製作は、メディア研究所「O」
  (担当:オリジナル号)

2.ミニアルバム「自慢のオヤジ」
  飯山の実父の葬式の際、出棺時に流された曲。
  それは、どうも亡き父の遺言だったらしい。
  その名曲に、出棺の前日の様子を涙ながらに
  歌った「明日は出棺の日」がカップリング
  された超貴重盤。飯山母の関係者へは、
  半強制的に送付されているため、枚数的には
  かなりの数が出回っている。
  飯山マニアならぜひ手に入れたいところ。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-27 22:17 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(0)

いざ、鎌倉。

今日は鎌倉に出張でした。
会議が早く終わったので、午後からは休み扱いにしてもらって鎌倉散策を楽しみました。
昼過ぎまで仕事をしていたので、ちょっと遅めの昼飯を小町通りのどこかでとろうとフラフラ歩いていました。
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あれ?このお遍路さん、よく見るとジーンズ履いてる。めずらしいね。

でも、どこも高いなぁ。観光地価格だね。
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で、一つ値段も手頃でおしゃれなお店を見つけたので、そこに入りました。
Dolce for niente(ドルチェ ファール ニエンデ)というお店。どうも夜はバーになるらしい。平日の昼間だというのにいっぱいです。
注文したのは、カレーセット。なかなかおいしかったですよ。サラダと飲み物がついて1,500円也。やっぱ、ちょっと高いな。でもまぁ、たまにおしゃれな店に入ったんだから、少々ぜいたくしてもいいでしょう。
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小町通りを抜けて、鎌倉見物の定番「鶴ヶ丘八幡宮」にきました。階段近くにあった大木が折れたあとには、何百年かあとにあの姿をまた見せてくれるはずの苗木がありました。気の長い話です。
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そのあとに向かったのは、私が大好きなお寺「報国寺」
竹林で有名なこのお寺まで、1.2kmの距離をトコトコと歩きました。
何年ぶりにきたのだろう。きっと20年近く来ていないなぁ。学生の頃はよく来たものです。
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昔と変わらない竹林が迎えてくれました。もちろん、抹茶もいただきました。20年前とここはなにも変わっていないのに、自分はずいぶん変わったなぁ、などとしばし竹林の茶屋で物思いにふけっていました。
とても、いい時間でした。
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時間も夕方近くになり、日も落ちてきたので帰ることにしました。帰りの道すがらも徒歩で。途中で外人さんに道を尋ねられたりしながら、でも、それに動じることもなく話をできた自分になんとなく満足感を感じながらの帰り道。おみやげを買って、あっという間に鎌倉駅につきました。
そして、これを書いているのは帰りの電車の中。ランダム再生にしているipadのヘッドフォンからは、偶然にも学生の頃によく聞いていた音楽が流れてきて「あぁ、あの頃は・・」と、ちょっと泣きそうになっているところです。
やっぱり、鎌倉の町はいいなぁ。お寺のある町は大好きです。
そんなわけで、今日は思いもかけずいい日になりました。
また、明日からがんばろう。

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by 40kids_iiyama | 2010-11-24 18:40 | 旅行・地域 | Comments(0)

命日、11月6日

オヤジが長い闘病生活の末、11月6日に亡くなりました。
たくさんの弔問を受け、オヤジの大きさを今更ながら、感じています。
みなさん、本当にありがとうございました。
心から、感謝いたします。

最後の晩、私は寝ずにオヤジの顔を見続けました。
とても、とても、いい時間でした。

ちょっと、音楽を聴きたいと思ってipadのスイッチをいれたら、良元優作の歌が流れました。


どうしようもなく、泣けてきました。

明日が出棺という日の夜、家族水入らずで過ごしていたら、兄貴が「オヤジの顔をみるかな」と席をはずしました。
オヤジの枕元に行き、じっとその顔を見ていた兄貴が、突然大きな声で泣きじゃくりました。
「おとうさん、おとうさん」と言いながらただ泣いている兄貴。私は、泣いている兄貴を初めて見ました。
みんなで泣いた、いい夜でした。

明日は出棺の日
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by 40kids_iiyama | 2010-11-11 23:15 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(0)

毎年恒例、ペプシ。

ペプシコーラって、毎年ちょっと変わった味のものを限定発売しますよね。
以前、「しそ味」とか「あずき味」とか、どうかなぁってものがありましたが、今回は「栗」
「結構甘くて、ケーキみたい、まるでモンブラン」っていう記事を読んだことがあって、気になってたんですよね。10月26日から売ってるって。
で、この間、クレッセで買い物をしていたら見つけてすかさず買いました。
さっそく飲んでみましたっ!

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もう、いいかな。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-05 00:05 | グルメ・クッキング | Comments(0)

9月の台風

写真を整理してたら、9月11日に撮影した写真に、こんなのがあった。
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これ、酒匂川の河川敷ですよ。グランド。
全国放送のニュースで、川の濁流に呑み込まれた木の上で、普段は河原に住んでいらっしゃるかたが取り残されているシーンが流れたので記憶に新しいかたもいらっしゃるかと思いますが、その直後の写真です。
台風でグランドが冠水したので、その復旧作業を手伝いにいったときの1枚。

グランドが、こんなにえぐれちゃってるんですよ。これ、どうするんですかね。
あれから2ヶ月。どうなってるのかなぁ。
今度見に行ってみよう。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-04 23:23 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(0)

冠雪

また最近は、徒歩通勤。
今朝、いつもの橋で富士山を見やると、あら冠雪してるじゃないの。
カメラを取り出して、パチリ。
すがすがしい空気の中で、さっそうと歩いて職場まで行きました。

やっぱり、歩くのっていいもんですよ。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-04 21:30 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(0)
日々の生活の中で、本当にいろいろなことがあります。
ここ最近も、仕事のこと、家族のこと、趣味のこと、いろいろあります。
さすがにお疲れモードで、体にガタが来てる感じです。
頭にも、ガタが来てる感じがして、自分を癒そうとギターを弾いてたら
1曲、できました。
忘れないうちに、録音しておきました。

http://musictrack.jp/musics/29296

まぁ、悪いことばっかりでもないだろう。
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by 40kids_iiyama | 2010-11-03 22:16 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(0)