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40kidsの歌はともだち・いいやま分

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FMおだわらでタイトルと同じ番組をやってます。---ワケあり50男の一人暮らし・独り言---

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万年筆

実は、私はちょっとした文房具フェチです。
文具店が大好き。特に筆記用具が気になります。
書きやすい筆記用具を手に入れると、ついいろいろなことを書きたくなる。ちょっとしたこともメモしたくなる。だから、私にとっていい筆記用具を手に入れるということは、仕事の精度があがることにもつながります。

筆記用具の一つとして「ポメラ」があります。これは筆記用具といっても、電子メモ帳といえるもの。ポメラのことは、過去に何度も書いていますので、気になる方はこのブログの左上にある検索窓から、検索してみてください。
今回は、ペンという意味の筆記用具のことを書きます。

私は、万年筆が好きです。
万年筆は、その人の癖までペン先で覚えている、という感覚があります。
数年前、仕事でペアを組んでいたH君(イニシャルも行動もH)が、万年筆を使っていました。私が興味を示すと「最近は安価な万年筆もあるよ」などという話でひとしきり盛り上がり、俄然自分も欲しくなったのです。

それまで万年筆というと、ちょっと敷居の高いものと思っていて、使っていませんでした。文具店で、万年筆を見るたびに、子どもの頃に親父に聞いた言葉が頭をよぎっていました。

「人から万年筆を借りてはいけない。なぜなら、ペン先がその人の書き癖を覚えているから。ペン先がその人の書き方にあわせてすり減る。だから、万年筆でものを書くときは、いつも同じように握って書かなくちゃだめ。万年筆は高級品だから、なおさら大切にしないといけない」
というようなことを、どこかの文具店(たぶんニチイ)で万年筆を見ながら話してくれたんですね。

それから、万年筆=難しい筆記用具=大人のお金持ちのものという図式が自分の中でできあがりました。
そんな私にとっては敷居の高い万年筆を、H君は数本持っていました。中には確かに高級品もありましたが、数百円で買えるものもあったのです。

「そんな安いのがあるんだ」と初めて気づいた私は、早速200円くらいのものを買ってみました。それがなかなかよかったんですね。それに、自分の癖がペン先につく、なんてことを考えると、変に愛着がわいたりして。それからよく万年筆を使うようになりました。
今では、そこそこの値段のものを2本と、数百円のものを3本ほど使っています。安い万年筆は、色鉛筆代わりに赤などのカラーインクを入れています。
万年筆、いいですよ。

ちなみに、私が買ってきた比較的値の張る万年筆に気がついたH君。興味を示したので、「なかなかいいよ、書いてみる?」と、書き味の良さを教えてあげようとしたら「いえ、変な癖を付けちゃうと悪いからやめておきます」と。
へぇさすがだな、と、H君のことを見直した私でした。
by 40kids_iiyama | 2009-11-14 00:09 | 日記・コラム・つぶやき

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