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40kidsの歌はともだち・いいやま分

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FMおだわらでタイトルと同じ番組をやってます。---ワケあり50男の一人暮らし・独り言---

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今日の昼めし「平野屋のカツ丼」

今日は午前中から外で肉体労働でした。
で、そういうときは、昼飯をどこで食べようかっていうのが、ひそかな楽しみでもあります。
肉体労働で疲れた体には、がっつりとしたご飯モノが食いたくなる。
そこで、これを食いました。

今日の昼めし「平野屋のカツ丼」_d0350319_18351711.jpg


ほぉら、おいしそうでしょう?
これは知る人ぞ知る、小田原の名物「平野屋のカツ丼」です。
半熟状態の卵と、おいしいたれが絶妙です。
これを食べた女性の後輩が「平野屋さんのグリーンピースは、食べてみてわかりましたが、スーパーで売ってる缶詰とかのものじゃないんです。つまり、そういう細かい素材にも気を遣ってるから、おいしいんだと思います」という意見に、いっしょに食べていた男性陣は「なるほどぉ」とやけに納得したものです。

平野屋っていうのは、1時間に1本くらいしか電車のない御殿場線の駅である「下曽我駅」のすぐ近くにある、小さな食堂です。
小さな、小さな昭和の雰囲気満載の食堂。そんなレトロなたたずまいなのですが、看板だけは電光掲示板だったりするアンバランスがたまらないのです。

このお店に入ると、その狭さに驚くかも知れません。テーブルが二つくらいしかなく、5人も入ればいっぱいです。
でも、常連客さんのためと思われる「奥の間」があります。
一見さん涎垂のこの「奥の間」。
戸の向こうに見えるその部屋は「平野さんちの茶の間」って感じです。
基本的には、お客さん用では無いと思われるつくりと雰囲気。
平野屋さんにいくと、常連客と思われる人たちが、その「奥の間」で談笑しているのが聞こえてきて、昔から入ってみたかったのです。

それが、去年、後輩たちとその部屋に入ることができました。
その日は6人くらいいたし、後輩に「今日は人数もいるし、奥の間にチャレンジしてみるか」と盛り上がったのです。
その後輩も調子がいいやつで、実はドキドキしてる私の横で、お店に入るなり「おばさーん!奥、いい?」と、さりげなく聞いたのです。さぁ、おばちゃんの反応は?と思っていると、すかさず

「いいよぉ~」

との返事。
おぉ!ついにあこがれの「平野屋・奥の間」に我々も踏み入ることができるのだっ!
感動です。
そして、その部屋に初めて入ったとき、我々を待っていたのは、これだったのです!!

今日の昼めし「平野屋のカツ丼」_d0350319_18351764.jpg


今日の昼めし「平野屋のカツ丼」_d0350319_18351749.jpg


「奥の間」は「氷川きよしの間」だったのでした・・・

壁一面の氷川きよしのポスターや写真、団扇。
彼の関連商品が文字通り、所狭しと飾ってあります。
熱狂的なファンが、この店にいるのだ。
って、おばちゃん以外、それらしき人はいないんですけど(^_^;
確実に、平野屋のおばちゃん、ファンクラブに入ってる。

で、初めて入ったとき、驚きとおかしさのあまり、おばちゃんに思わず「氷川きよしって、いいですよね~」って言ったら、ちょっと恥ずかしそうに、でもうれしそうに
「でしょ」
と、はにかみながら言った姿が印象的でした。

前回、部屋の片隅にある本棚に「山本譲二」の関連本が数冊あったのを見つけました。
もしかしたら、以前は「山本譲二の間」だったのかもしれないと思うと、栄枯盛衰のあわれみを感じざるを得ませんでした。

ずいぶん、話がそれた、というか、これが本題のような気がしないでもありませんが、そんなことを今日いっしょに行った仲間とワイワイと話しながら食べたカツ丼はいつものとおりのおいしさでした。
カツ丼、900円。みそ汁がついています。ちなみに大盛りだと100円増しで、なかなかのボリューム。
隠れた小田原の名品を、ぜひどうぞ。
by 40kids_iiyama | 2009-05-21 22:52 | 旅行・地域

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