2009年 03月 27日
みそしる
今日、息子と女房は岡山へ早朝から出かけていった。息子のバドミントンの全国大会が、いよいよ明日から開幕なのだ。
出がけに「がんばれよ」と息子の手を両手で握った。こちらを見上げたその笑顔が目に焼き付いて、今日は仕事にならなかった。
まぶしいほどの笑顔とは、あのことを言うんだ。
夜になり、家に帰る。
今日から二日間は、高校生の娘と二人きりの家だ。その反抗期まっただ中の娘は、まだ部活から帰っていない。
「飯はどうする。なんだったらいっしょに食うか」と、絶対に返事がないことを承知でメールをする。
案の定、なんの返事もなく、しばらくすると玄関をあけて娘が帰ってきた。手には、スーパーの袋。
「なんだ、買ってきたのか」と声をかけると「自分で食べる」とそっけない返事。
いつものことだ。返事があるだけ、まだまし。
ちょっとさみしくなって自分の部屋に戻る。
ギターを抱えて、なんの曲でもなく爪弾く。
さえないなぁ。ダメな日は、何をやってもだめだなぁ。
すると、階段を上ってくる娘の足音。
部屋のドアが開く。
「みそ汁だけだけど、飲む?」
差し出されたみそ汁は、飲まなくてもおいしいことがわかる。
「ありがとう」と、一口すする。
こんなに胸がいっぱいになるみそ汁は、お父さん、生まれて初めてだ。
うん、生きてればいいことある。
確かに、そう思った。
出がけに「がんばれよ」と息子の手を両手で握った。こちらを見上げたその笑顔が目に焼き付いて、今日は仕事にならなかった。
まぶしいほどの笑顔とは、あのことを言うんだ。
夜になり、家に帰る。
今日から二日間は、高校生の娘と二人きりの家だ。その反抗期まっただ中の娘は、まだ部活から帰っていない。
「飯はどうする。なんだったらいっしょに食うか」と、絶対に返事がないことを承知でメールをする。
案の定、なんの返事もなく、しばらくすると玄関をあけて娘が帰ってきた。手には、スーパーの袋。
「なんだ、買ってきたのか」と声をかけると「自分で食べる」とそっけない返事。
いつものことだ。返事があるだけ、まだまし。
ちょっとさみしくなって自分の部屋に戻る。
ギターを抱えて、なんの曲でもなく爪弾く。
さえないなぁ。ダメな日は、何をやってもだめだなぁ。
すると、階段を上ってくる娘の足音。
部屋のドアが開く。
「みそ汁だけだけど、飲む?」
差し出されたみそ汁は、飲まなくてもおいしいことがわかる。
「ありがとう」と、一口すする。
こんなに胸がいっぱいになるみそ汁は、お父さん、生まれて初めてだ。
うん、生きてればいいことある。
確かに、そう思った。
by 40kids_iiyama
| 2009-03-27 20:17
| 日記・コラム・つぶやき